教学研修会に参加しました
ご報告が遅れましたが、去る12月5日に、総本山善通寺において、「教学研修会」があり、参加してまいりました。
私は前日より善通寺に入らせていただき、「いろは会館」に宿泊いたしました。
研修日当日はあいにくの天気でしたが、テーマが
『引導作法』
ということもあり、私たち善通寺派の教師に限らず、真言宗他派の教師の参加も多く、また通常の本山教学研修会の数倍の参加者があるようでした。また東京から来られた教師もおられ、僧侶にとってはやはり『引導作法』の大変興味深いものであることが伺われました。
そもそも『引導作法』とは、真言宗の作法であり、お葬式の際に必ず修されるものです。
「作法」と記載しましたが、仏さまを拝むには、真言宗では「作法」と「読経」があります。
「読経」とは文字通り「お経を読むこと」であり、在家の方々にもなじみ深いものだと思います。
「作法」とは、真言を唱えあるいは印を結び、特にお葬式での「作法」は、故人をお浄土に文字通り「引導」するもので、本来読経のように大きな声を出すようなことはありませんが、とても重要な事柄となります。
今回教えていただいた講師は、真言宗御室派の荒城賢真先生でしたが、非常にわかりやすく解説していただきました。
今回の学びが私自身にって利他行の一助となればと思います。