謹賀新年 前七日

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて当山では1月中は初詣を受け付けておりますが、元日と2日には例年にならい新春護摩供を執行致しました。

寒い中お参りいただきました皆様、ありがとうございました。

1月15日までを関西では「松の内(関東では7日まで)」と申します。

特に宮中においては1月1日から7日までを前七日と言い、主として神道式において新年の安寧を祈り、また8日から14日までを後七日といい仏教式において新年の安寧を祈っておりました。

弘法大師より始められた後七日御修法(ごしちにちみしほ)は明治に入るまでは宮中真言院で行われておりましたが、現在は京都の教王護国寺(東寺)において行われております。

今年も本日より7日日に渡り修法されます。

まだ松の内とは言え「仕事始め」も終わり、徐々にお正月の風景から日常の風景へと変わりつつありますが、変わらないものもあります。

それは人々の「毎日が平穏無事でありますように」という思いではないかと思います。

当山山主も今年10日に京都の大本山隋心院にて行われる「金光明最勝王経読誦会」に出仕致します。

令和7年が皆様にとりましてより良い年となりますよう、祈念申し上げます。