行場の瀧

昨日は、お不動様の縁日で、息災護摩を焚かせていただきました。

ここのところ30度を超える日が続いておりますし、少なくとも9月上旬までは、この暑さも続くようです。ただ当寺は山寺ということもあり、日蔭に入れば、日なたとは雲泥の差で涼しいのですが、梅雨が明けてからほとんどといってよいほど雨がなく、当山の瀧の水量も徐々に少なくなってきていたのですが、昨日、ついに涸れていることに気づきました。

梅雨時は本堂もジメジメするのですが、からりと晴れた日が続けば、本堂内もからりとし、比較的涼しく過ごせます。一方でやはり雨が降らなければ、このように水も涸れます。

かつて弘法大師ご活躍の平安時代初期、日照りが続き、お大師様が神泉苑での御祈祷において、法力で天竺より善女竜王を招聘し、雨を降らせた話は、有名です。

その後、請雨祈祷は、真言僧の得意とするところなりましたが、果たして私の願いは善女竜王に届くでしょうか。

終戦の日

昨日は、終戦記念の日でした。75年前の8月15日、令和2年8月15日の空と同じように、抜けるような青空だったのでしょうか?

朝一で、仕事で近くまで来ましたので、立ち寄りました。

西宮の震災記念公園の

「火垂るの墓」

の記念碑です。

もう30年以上前に公開されたジブリ映画として有名ですが、今なお原作もアニメも色あせることなく、私たちに戦争の悲惨さは教えてくれます。

原作の野坂昭如氏は、西宮市のここニテコ池と言われる池の近くに暮らしていた経験から、神戸大空襲を描いたこの作品を書いたと言われています。

今行われている世界での争いがなくなり、恒久の平和が築かれ、次の世代、次の次の世代・・・が平和に暮らせる世界となることを願います。