行場の瀧

昨日は、お不動様の縁日で、息災護摩を焚かせていただきました。

ここのところ30度を超える日が続いておりますし、少なくとも9月上旬までは、この暑さも続くようです。ただ当寺は山寺ということもあり、日蔭に入れば、日なたとは雲泥の差で涼しいのですが、梅雨が明けてからほとんどといってよいほど雨がなく、当山の瀧の水量も徐々に少なくなってきていたのですが、昨日、ついに涸れていることに気づきました。

梅雨時は本堂もジメジメするのですが、からりと晴れた日が続けば、本堂内もからりとし、比較的涼しく過ごせます。一方でやはり雨が降らなければ、このように水も涸れます。

かつて弘法大師ご活躍の平安時代初期、日照りが続き、お大師様が神泉苑での御祈祷において、法力で天竺より善女竜王を招聘し、雨を降らせた話は、有名です。

その後、請雨祈祷は、真言僧の得意とするところなりましたが、果たして私の願いは善女竜王に届くでしょうか。