9月1日は「防災の日」でした。大正時代、この日に関東大震災が発生したことから、9月1日は「防災の日」となりました。
9月11日は、東北の大震災から9年半を迎えます。女優の、のんさんがナビゲーターとなり「震災10年経あの日、何をしていましたか?」と言うテーマの番組が、放映されるそうです。
私はあの日あの時、何をしていたかと思い起こしますと、確か平日でしたが、休みを取って車検の車を受け取りに行っていました。そこで自宅から電話があり、大変なことになっているので、万が一に備えて保育園に行っている子供を迎えに行って欲しいと言われたことを思い出します。
そして、私は昨年のちょうど今の時期、神戸学院大学現代社会学部中山教授研究室の研究旅行で東北に同行しておりました。
実際の被災地を見て、感じたり思ったりした事は山ほどあります。短い言葉にできるほど軽々しいものではありません。

中でも、児童教職員や地元の方々数百人が一堂になくなった大川小学校後では、涙が止まりませんでした。
また、マスコミが美談と取り上げていた、「奇跡の一本松」を見る機会もありましたが、決して美談で済むようなものではない、その思いが強く残りました。

この、写真を見ていただいても分かるように、被災地は決して復興が終わっているわけではありません。
また、震災のドキュメンタリーや報道はよく放映されますが、あのとき同時に発生した原発事故については、なかなか報道で目にする事はありません。しかし実際に汚染地域に住居があり、いまだに戻れない人たちが多くいると言うことも事実です。原発事故は現在進行系の災害であるともいえます。
災害で命を亡くされた方々に哀悼の意を捧げるとともに、被災地が元の姿になる日が1日でも早く訪れるように、お祈りするとともに、併せてこれからも様々な方法で力添えさせていただきたいと思います。