
先日たまたまネットショップで見つけた、三田寛子さんのシングルコンプリートCDを衝動買いしてしまいました。
三田寛子さんといえば、中村芝翫さんの奥様として、時々よくテレビで目にしますが、若い方はご存じないかもしれませんが、私が中学高校時代はアイドル歌手でいらっしゃいました。
懐かしく当時の歌声を聴きながら
「ああそういえばMBSヤングタウンのパーソナリティーもされていたなぁ」
であるとか
「この曲はCMソングになっていた」と言う時空の彼方に埋もれていた記憶を掘り起こし懐かしく思いました。
三田さんは当時からなんとなくほんわかとした印象がありながらも、歌声は凛としたものでアイドル歌手として大成功を収めたかどうかは別として、コアなファン(私も含めて)がいた事は間違いないと思います。
そして今、テレビで見る三田さんはやはり当時のままで、すごく人当たりが良い感じを視聴者に与えますし、彼女に直接会ったことがあると言う人に聞けばとても気配りのできる人だそうです。
厳しいと言われる、歌舞伎役者の妻と母という役割加えて、タレントと言う顔を持ちながらも、明朗闊達な姿を見るにつけ、私は実際に会ったことがありませんが、それでもきっと自分に厳しく人なんだろうと思います。それでなければ長い間芸能の世界で生きていくと言う事はきっとできないのではないでしょうか。
無量の福智は求めざるに自ら備わり、無辺の通力は営まざるに本より得たり
弘法大師『大日経開題』
日々の生活の中で、私たちは人と顔を合わさずに生きることは難しいものです。表面だけの笑顔や言葉と言うものはいずれボロが出ます。またなんでも自分の思い通りに行動すればいずれ衝突するものです。ときには我慢しなければならないことだってあります。
人への思いやりと、譲り合い。そうしたことが自然とできること。それが毎日を笑顔で過ごす秘訣だと思います
私たちはそのような良いものをたくさん持って生まれているはずです。自然体で上手な生き方をしたいものですね。