
平先日上京した際に、私の数秘術の先生、阿部としみ先生にお会いしてきました。阿部先生は、数秘術の大家、アメリカのキャロル・アドリエンヌ先生の直系の日本で唯一の先生でいらっしゃいます。
私は小さな頃から、数字やとても大好きでした。今でも数字や数学は好きです。
そこには、人智の及ばない秩序の美しさがあります。
その数字を元とした数秘術という、いわば運勢を鑑定するツールには、当然のことながら惹かれるものがありました。
数秘術では、人の運命などを見ることができます。
しかし、今回阿部先生から教えていただいた事は、そこから導き出されたメッセージをどのように自分自身の生活に生かすのかと言うことです。良いメッセージであれば有頂天になるのではなくて、逆に慎重になる。あるいは良くないメッセージであれば、工夫してプラスに転じるようにすることで自分自身の運命や運勢は変わってきます。
つまり導き出されたメッセージは絶対ではなく、自分自身の運命を切り開くのは、メッセージを受けた人本人だと言うことです。

人生を海原を行く船に例えますと、数秘術のメッセージは、チャート図のようなものです。チャート図だけあってもそれをどのように読み取り、危険を避け安全に航行するかは、操舵する人にかかっているということです。
数字と言うものは、絶対的な真理であると私は思うのですが、それでもやはり人が生身で生きている以上、自分の生き方を決めるのは自分自身なのだと言うことです。数秘術にせよ、その他の「運命鑑定」「運勢鑑定」にせよ、それらは人生での1つのシグナルに過ぎません。
しかしそのそのシグナルを良い方向に読み取ることでより豊かな人生も待っているのだと思います。