昨日は冬至でした。

冬至に「ゆず湯に入る」と言う習慣がありますが、近年ではあまり経験したことがなく、だんだん廃れていっているのかなと言う気もします。
確かに、伝統行事や仏事に限らず、10年前と現在では徐々に変わってきているようにも思います。何事も、時代とともに変化するものですが、それにしてもここ10年20年の間の時代の変化はとても目まぐるしいものに感じます。
ところで冬至であった昨日、397年ぶりに、「木星と土星の大接近」と言う天体ショーが見られました。私も空を見上げました。
木星や土星といいますと、中学校の理科で習ったように惑星であり、英語で木星は「ジュピター」、土星は「サターン」といいます。
「惑星」や「ジュピター」という単語を聞けば、まずホルストの組曲『惑星』を連想するのですが、中でも『木星』は人気のある曲として有名です。
平原綾香さんの『ジュピター』もホルストの曲をモチーフとしていますし、ラグビーワールドカップのテーマソングである『ワールド・オブ・ユニオン』もです。
397年ぶりと言う事は、前回は西暦1623年、つまり関ヶ原の合戦の23年後である江戸時代初期と言うことになります。
江戸時代に生きた私たちの祖先も見たかもしれない天体ショーを同じように見上げ、古(いにしえ)に心を馳せることができた日でした。