令和3年1月17日。

本日、あの「阪神淡路大震災」からちょうど26年が経過しました。
当時、私は神戸市役所に勤めており、当日朝、自宅は全壊したのですが、まさか神戸市内全域が大変な状況になっているとは思いもせず、バイクで出勤しました。
国道2号を、西から東へ運転していると、国道沿いの須磨区付近の家屋が軒並み倒壊しており、新長田付近ではすでにもうもうと黒煙が上がって、多くの被災者が毛布にくるまり、路上に溢れていたことを思い出します。
例年ですと、1月17日には、神戸市内では東遊園地での催しをはじめ、被災地各地で様々な慰霊の催しが行われますが、このたびの新型コロナウィルスによる「緊急事態宣言」発令中のため、規模を縮小して行われているようです。

26年も経過すると、あの震災を知らない世代も増え、災害を語り継ぐことの難しさを感じます。
また今年は、「東日本大震災」から10年が経過します。
まさに年の流れと言うものは早いもので、出来事は経験から記憶へと、またそれからは忘却へと進んでいきます。
我が家は、自宅が全壊したとは言え、私も小さなけがをしただけで済み、誰かが亡くなったわけでもありませんでした。このことは私自身にとっては非常に幸運でしたが、しかし被災地では多くの方々が亡くなりました。
本日は、尊い犠牲者に対する慰霊の日としたいと思います。