
5月も半ば近く、ゴールデンウイークも終わりました。
「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」
と詠んだのは、江戸時代の俳人、山口素堂(1642(寛永19)年~1716(享保元)年)です。
いよいよ初夏。まだ朝夕は肌寒い日もありますが、過ごしやすい季節になってきました。
当山においては、昨年得度を受けられた尼僧が修行に入りました。
無上甚深微妙法(むじょうじんじんみみょうほう)
百千万劫難遭遇(ひゃくせんまんごうなんそうぐう)
我今見聞得受持(がこんけんもんとくじゅじ)
願解如来真実義(がんげにょらいしんじつぎ)

「無上甚深微妙の法は百千万劫にも遭い遇うこと難し。我今見聞し受持することを得たり。願わくは如来の真実義を解し奉らん。」
仏法に出会うこととはそれほど奇跡に近く、またそれほどありがたいものです。
「初心忘るるべからず」
とも申します。
今のこの発菩提心をいつまでも忘れず結願されますように。