海潮音

一昨日の土曜日、赤穂ハーモニーホールでの森麻季さんと横山幸雄さんのジョイントコンサートに行ってきました。

やはり一流のアーティストの生の演奏を聞くのは心揺さぶられるものです。森麻季さんと私はそれほど年が変わりませんが、圧倒的なソプラノの歌声で素晴らしいか曲の数々を聴かせてくださいました。

横山幸雄さんは、恥ずかしながら今日まで私は存じ上げなかったのですが、ショパンコンクール入賞の事績のおありの素晴らしいピアニストで特にベートーベンのピアノソナタ『テンペスト』は背筋が震えるほどの感動を覚えました。横山さんの演奏を聴いて改めて「楽聖ベートーベンはピアノの作曲家である」と思わされました。

素晴らしい音楽に触れると私たちは心が豊かになるような気がします。

仏教の言葉で「海潮音」という言葉があります。お釈迦様の説法の声を、海の潮になぞらえて呼んだものです。有名なところでは観音経の中にもこの「海潮音」という言葉は出てきます。もちろん現代の我々はお釈迦様の説法を生で聞くことはできませんが、きっと当時の人々にとってはお釈迦様の説法の声は、心に直接訴えかける素晴らしい「音」にも似たものであったろうと想像します。

素晴らしい音楽も同じように私たちの心に直接訴えかけてきて、そして私たちの心を揺さぶります。

私達は音だけでなく、五感から感動を得ることができます。それはあるいは文字・文章であったり、視覚に訴えかける物事であったり。

とかく現代社会は常に慌ただしく心が荒みがちになりますが、時には歩を止めて素晴らしい音楽に触れるなど、心を休めてやり、そして「心の洗濯」をしたいものです。

授戒・四度加行・伝法灌頂

去る9月2日と3日、総本山善通寺において行われた授戒会の記事が、この度の真言宗善通寺派『宗報』に記載されました。

当山からは2人の子弟が今回の授戒に入壇しました。

2人のうち1人は四度加行を終え、もう1人は現在し加行に入っています。

私自身も過去に経験がありますが、今回の『授戒』しかり、四度加行を終えて入壇が認められる『伝法灌頂』の感動は言葉では言い表すことが出来ません。

2人の修行僧のこれからの飛躍と活躍をのぞんでやみません。